今回はツイッターを利用したことある人なら一度は聞いたことがあるであろう『相互フォロー』についてお話をします。
相互フォローに関してはメリットもありますが、基本的にはデメリットが目立ちます。そちらも詳しく説明していきます。
なお、youtubeチャンネルにて聞き流しを行うこともできますのでお忙しい方はこちら。
Twitterにおける相互フォローとは
相互フォローとはその名の通り『お互いにフォローし合う』という状態を指します。
そもそも『フォロー』と『フォロワー』について簡単に説明しておきます。
- フォロー:自分のタイムラインにその人のツイートを表示させること
- フォロワー:相手のタイムラインに自分のツイートが表示されること
いいかえると『フォロー』はその人のツイートを定期的に見たいという事で、『フォロワー』は自分のツイートを定期的に見たい人という事です。
相互フォローとは上記のような自分の意志を無視し、『お互いフォローし合いましょうね』という事です。
相互フォロー以外にもそういった意味の単語は数多くある
『相互フォロー』という言葉以外にもそのような意味を指す言葉はたくさんあります。
- #フォロバ100
- #相互フォロー100
- #フォロー返し
- #フォローバック
基本的には上記のすべての単語はフォロワーを増やす単語、方法です。単純にフォロワーを増やしたときは利用してもよいと思います。
Twitterで相互フォローなどの技を使うメリットとは
相互フォローやフォロバ100%などを利用するメリットは少なからずあります。
アカウント作成時の初動の勢いを増加させるための利用
アカウント作成時はどんなアカウントも『フォロワー0、フォロー0』という状態です。
もちろん、フォローを仕掛けて『フォロー20、フォロワー0』のような状態になるかと思いますが、フォローした『20』が全てフォローを返してくれなかったとすると、そのアカウントは初動にも関わらず、『フォロー20、フォロワー0』の状態になってしまい、見栄えも含め、強いアカウントとは言えません。
ここで、『フォロバ100%』とうたっているアカウントを『10』フォローして、ジャンル別のフォローを『10』で合計20とした場合、フォロバ100%ですから、必ず10のフォローは返ってきます。つまりは『フォロー20、フォロワー10』が最低でも成り立ちます。
フォロワー0のアカウントはさすがにフォローしがたいという心理的状況もありますので、こういう時に相互フォローを利用することは悪くありません。
とまあ、相互フォローを使うメリットは『フォロワーのかさ増し』でしかないことを理解しておく必要があります。
Twitterで相互フォローをしない理由
相互フォローのデメリットを紹介します。
相互フォローはエンゲージメント率が低下する
基本的にはこの『エンゲージメント率の低下』が一番のデメリットと感じます。
相互フォローアカウントを利用してフォロワーを増やした場合、『ツイートのインプレッションは伸びるが、エンゲージメントが伸びない』状況が発生し、エンゲージメント率が確実に低下します。
これは相互フォロワーアカウントにフォローされたら最後で、こちらからエンゲージメント率を上昇させることは非常に難しい(相手をブロックし、インプレッションを下げるしかない)です。
エンゲージメント率やエンゲージメントの重要性のお話は、こちらの記事でも解説してありますので、合わせてごらんください。
フォロワーが増えれば増えるほど、タイムラインが追えなくなる
自身のタイムラインには自分がフォローしたアカウントのツイートが全て表示されます。
相互フォローにより、どうでもいいアカウントをたくさんフォローしていたら、タイムラインに大量のどうでもいいツイートが流れることになります。本当に大事な人をフォローした際に、その人のツイートを探すのがとても大変になります。
もちろんそのために『リスト機能』がツイッターにはありますが、やっぱり普段のツイッターの使い方はとは微妙に異なるので、浸透もしないですし、利用されていないのが現状です。僕も使ってないですし、何より使い勝手がそこまでよくないと思っています。
タイムラインが追えなくなるのはツイッターの楽しみがなくなる(有益なツイートを見つけられない)ので、相互フォローはそういった意味でも悪影響があります。
優良アカウントの定義はFF率ではない
FF率とは『フォロー数:フォロワー数』の事を指しています。
基本的には以下のような傾向があります。
- 『フォロー数>フォロワー数』は見栄えが悪く、変なアカウントに見える
- 『フォロー数≒フォロワー数』は数が増えれば増えるほど、おかしく見える
- 『フォロー数>フォロワー数』は優良アカウント、強いアカウントに見える
あくまでこれは『基本的なツイッターでの見え方』であり、これが正義ではありません。
ポイントはフォロワー数に対してのエンゲージメントの高さであると言えます。『優良なアカウント』の定義はフォロワー数でもフォロー数でもなく『エンゲージメントの高さ』です。
ついては『フォロー数>フォロワー数』の場合は、どうせフォローバックしてもらえないからフォローしないという心理が働きがちですがそういう考え(フォローバックをしてもらえないからフォローしないという考え)のアカウントにフォローしてもらう必要がないのです。
なので、相互フォローをする必要がないと言えます。
Twitterで間違えてはいけないのは相互フォローと両思いは全く違うこと
ツイッターのフォローとフォロワーの関係は以下のように呼ぶことがあります。
- 『両想い』お互いがフォロー同士である事
- 『片思い』どちらか一方がフォローしている状態
『相互フォロー=両想い』と勘違いする人が多いですが、これは全く違います。もう少し詳細に説明します。
- 両想い:相互フォローや、フォロバ100%などではなく、純粋にフォローしたい『思い』で、フォローした結果、フォローを返された(もしくは逆)の状態の事
- 相互フォロー:機械的に思い、感情がなく『相互フォローやフォロバ100%』などの単語を見て、フォロワーを増やしたい一心でお互いがフォローの状態になること
具体的に言うと、『相互フォローやフォロバ100%』などの単語をプロフィール、ツイート、アカウント名に入っているアカウントからのフォローはフォロー返ししないほうがよいです。
また、逆もしかりで、こちらからフォローをしないほうがいいです。
逆にそのような『機械的な相互フォローが目的じゃない』方からのフォローはフォローを返すべきです。なぜなら、フォローを返されることで相手もうれしい気持ちになり、フォロー状態が長く続く(継続率が上がる)からです。
相互フォロー状態が悪いのではなく、機械的に相互フォローなどでフォロワーを集めることが悪であるという事です。